モンスター · Phantom Blade Zero

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水行の潜水者

魚の頭を模した潜水兜を被り、銛を武器とする水行組の弟子。銛を振るえば波を断ち切るかのような勢いを見せ、跳べば魚のように軽やかに身を翻す。時には銛を勢いよく投げ放ち、獲物をその場で貫こうとする。 その潜水兜は、もともと水中で技を繰り出すための道具だった。魚の形に作られたのは、水を得た魚のように自在に動けるようにとの縁起担ぎからだ。しかし、殺気を抑えるために一日中兜をきつくかぶり続けるようになってからというもの、彼らの頭は、なんと次第に魚そっくりになっていった。

鉄歯の傘人形

鋭い鉄の刃が並ぶ傘を手にした人形。傘を回転させながら次々と強烈な攻撃を繰り出すが、その動きは驚くほど華麗で優雅だ。それも、聖母様が優雅なものを好むからにほかならない。 人形に封じ込められた意識は、もともと戯夢山荘の芸人たちのものだった。かつて彼女たちは庭で絹や紙の傘を手に舞い、人々を楽しませていた。だが今は、聖母様に殺戮の舞を捧げている。 彼女たちは、あと一歩のところで「容器級」の人形には至らなかった。だが、そんなことは重要ではない。聖母様に仕えることができるのなら、たとえ身が粉々に砕け散ろうとも、それはこの上ない栄誉なのだから。

活金人・棍

無惨な改造を施された苦葉寺の僧侶。両端に精緻な彫刻が施された重い銅棍を固く握りしめている。その棍術は熟練の域に達しており、振り下ろし、振り回し、突き上げ、薙ぎ払う一つ一つの動きからは、かつて寺で厳しい修行を積んだ確かな腕前が今なおうかがえる。 殺気塔の炉心から湧き出る殺気は、彼らの体内で荒れ狂う殺気を抑え込んでいる。だが、ひとたび塔から離れたり、何らかの異変が起きたりすれば、彼らは完全に殺気に操られる、意思なき生ける屍と化してしまう。

棘盾の暴徒

棘付きの盾と粗製の狼牙棒を持つ暴徒。身軽なだけでなく、盾と棒を交互に使う術も心得ている。焦って間合いを詰めれば盾の逆棘にぶつかり、その勢いで振るわれる重い一撃を受けることになる。 彼らはもともと、村を守り夜回りをするために殺気改造を受けた郷勇だった。だが殺気に駆られ、村を滅ぼす怪物となった。

暴徒

殺気に完全に支配された村人の亡骸。かつての意識も生命力も、殺気改造の失敗とともに消え去った。抑えようのない殺意に突き動かされ、乱雑な刀さばきながら、力の限り凶行に及ぶ。 怪面が彼らの村を破壊し、希望を託した殺気改造が、残されたすべてを破壊した。

羽弓使い

鉄青色の仮面を着けた悪の弓使い。顔はとうに空洞と化しているが、改造の力で遠方の敵まで見通せる。矢は速く、射程も長い。数を頼みに高所を占め、一斉射撃を浴びせることを好む。 もとは正道同盟から殺気塔の警備に派遣された一隊だった。仲間が不慮の重傷を負った際、改造で救おうとして正道の掟に背いた。当然ながら、同盟から厳罰と追討を受けることになった。生死を共にする誓いを守り、彼らは揃って改造を受けた。

山賊

朴刀を手にした山賊。粗末で古びた防具をまとい、重い面で殺気を抑えている。刀技は未熟だが、砂を巻き上げて目をくらませ、視界を乱した隙に容赦なく斬りかかる。 正道へ身を寄せようと考えたことがないわけではなく、入門にはまず贈り物が必要なことも知っていた。だが食糧や布を籠いっぱいに何度運んでも、山門へ案内する者は現れなかった。怒りに任せて正道の者を何人か斬り、深山へ逃げ込み、改造で得た力を頼りに好き放題するようになった。

狂婦

殺気に完全に支配された村人の亡骸。鍬を振り回して、やみくもに掘り、斬りつける。力はさほど強くないが、動きは非常に素早い。 彼女たちは今も働いているつもりなのだろう。畑を耕す鍬を握りしめ、作物の出来や、薪、米、油、塩の値段をぼんやり覚えている。だが畑の畝はとうに荒れ、二度と秋の実りは訪れない。

長刀を携えた水行の潜水者

魚の頭を模した潜水兜をかぶった水行組の弟子。手にする刀は、櫂のように先端が丸く、突き刺す攻撃には向かない。その代わり、沸き立つ殺気をまとわせ、激しい斬撃を立て続けに繰り出す。さらに、重い刀身で水面を強く叩けば、凄まじい大波を巻き起こし、猛烈な勢いで敵に襲いかかる。 改造を受けた当初、彼らは武術の腕が飛躍的に向上したと感じた。しかも、意識は以前と変わらずはっきりしており、何の異常もなかった。すっかりこの「龍体改造」に心酔した彼らは、仲間たちにも声をかけ、次々と改造を受けさせた。そうして一刻も早く戦力を増強し、怪面を一体残らず討ち滅ぼそうと意気込んでいた。

「おっ母さん」

婦人の姿をした大柄な人形。地に落ちたそばから歩き出し、元気に跳ね回る木偶の子供を次々と「産み落とす」。 誰が広めた処方なのか。子を望む願いをびっしり書いた絹花を、夢差様から賜った薬に入れて煎じ、それを飲んで赤い花の面をつけて眠れば、息子にも娘にも恵まれるという。 彼女たちは恐る恐るそのとおりにした。目覚めた時、なぜ自分が木人になっているのか分からなかった。だが次の瞬間、思うままに「子供を産める」ことに気づき、歓喜した……ふふ、聖母様の霊験はまことにあらたかだ!

「利口者」

子供の姿をした人形。いつも無邪気でいたずら好きに見え、跳ね回るように辺りを歩き回る。だが隙を見せれば、肩から勢いよく体当たりし、すれ違いざまに素早く蹴りを浴びせてくる。 この人形は形を持ちながら実体がなく、虚実の狭間に存在する。相手を自在に傷つけられる一方、幻影のようにあらゆる術を受けつけない……このような人形の製法は、本来なら関外にしか伝わっていないはずだ。

狂焔の山賊

炎の刀法を少し心得た山賊。派手な赤を好み、防具は粗末でも、赤い布衣だけはひときわ目を引く。いつも焚き火を守り、敵が現れると油を染み込ませた刀身へ火を移し、炎をまとった刃で荒々しく斬りかかる。 火は野獣を追い、強弱の差も均す。彼らは火を力とし、殺気改造もまた、使うためのもう一つの炎にすぎない。

面無しの剣客隊長

顔が空洞と化した藍衣の剣客。配下の白衣の弟子より剣の腕は熟達しており、龍体改造を経て、いっそう老練さを増した。繰り出す剣は風のように速く、容赦がなく、それでいて安定している。 志願であろうとなかろうと改造を受けた以上、正道連盟の敵であり、安住の地ははない。龐鎮もすでに死んだ町と化し、彼らが足を休められる場所など残されていない。 それでも彼らは、正道大営を抜け出し、龐鎮へ逃げ込もうとする。最後にもう一度、故郷を見たい。もしかすると、同郷の肉親を数人でも救い出せるかもしれない、と。

陽の人形

完全な形を備えた男性型の人形。頑健な体格を持ち、村人を模した人形より精巧に作られ、素材も強固である。全身にひびが走っても、容易には砕けない。操り糸に引かれると、常ならぬ姿勢から瞬時に殺招を放つ。 人形師は移し入れた意識から痛みの感覚を消し去る一方、その強靭な気質だけを意図的に残した。こうして「武器」はより勇猛で恐れを知らず、同時にいっそう冷淡で無感覚なものとなった。

氷封の屠殺者

極寒の地に巣食う屠殺者。殺気を抑えるために着けている銅の仮面は、長年の風雪にさらされ、すでに黄緑色のまだら模様に変色している。 氷雪は食べ物の腐敗を遅らせることはできても、いつまでも新鮮なまま保つことはできない。ましてや、彼らの底なしの食欲を凍りつかせることなどできはしない。そのため、彼らは腐った肉さえ構わず食らい、傷を癒やす糧としている。さらに、猛毒を含んだ汚物をたびたび吐き出し、敵に浴びせかける。 手にした凶器もまた、凍てつくような冷気を帯びている。その攻撃を繰り返し受ければ、体が凍りつき、動けなくなるおそれがある。

紫衣の刀衛

龍体改造を施された紫衣の刀衛。偃月刀を手にし、大きく横薙ぎにすれば、複数の敵をまとめて弾き飛ばすほどの威力がある。力を溜めて振り下ろす一撃は、金属を断ち、岩を砕くほど強烈だ。紫衣を翻して身を躍らせ、竜巻のように長刀を振るう。その勢いは、行く手の敵の血肉を飛び散らせんばかりだ。 幾多の戦いを経ても退かぬこと。それこそが武人の宿命であり、誇りでもあった。たとえ戦場に屍をさらすことになろうとも、武人として本望だ。しかし、彼らを待っていたのは、戦場で壮絶な最期を遂げる運命ではなかった。殺気改造台へと引きずられ、生きながらにして人ならざる怪面へと変えられてしまったのだ。

犬使い

陰険な笑い面をつけた犬使い。武芸には疎いが、痛みを恐れない。全身の大小さまざまな傷痕は、その多くが狂犬に引っかかれたものだ。だが犬よりも凶暴で恐れを知らなければ、思うままに従わせることができる。 もともと犬使いたちは、調教術と改造を組み合わせ、殺気改造者の腐乱死体を誤って食べた犬を救い、その暴走する狂性を抑えようとしていた。ところが今では、彼ら自身のほうが狂犬よりもはるかに狂っている。

刀盾の暴徒

短刀と円盾を手にした暴徒。構えだけは様になっているが、よく見れば隙だらけだ。技の出が遅く、引き際は早すぎる。盾を上げれば足元ががら空きになる。それでも身のこなしは軽く、力任せに挑めば痛い目を見るだろう。 彼らの技は師に学んだものではない。市の拳闘場や、鏢局の隊が休む場所で見よう見まねに覚えたものだ。金を貯めて師につこうと考えたこともあった。だが家族の食費や年寄りの薬代を思えば、その願いは胸の内に押し込めるしかない……殺気改造なら数日で済み、金も旅も要らなかった。

ワワワ

張り子の大きな頭を被った「囚命」の殺し屋。かぶりものには、大げさで滑稽な泣き顔が描かれている。その口から冷気の霧を吐き出し、敵を凍らせることができる。 彼らは長年、厳しい寒さの中で武術の修行を重ねてきた。冷気によって自らの成長を抑え、生命の営みを停滞させることで、老化を遅らせようと妄信していたのだ。長い年月を経て、彼らの肉体と精神は本当に成長が止まり、退化していった。泣き叫ぶ姿も、いつまでも大人になれない幼子にますます似てきた。

大司楽

楽師の姿をした人形。氷の楽器を抱え、十指で奏でれば、冷たい音が霜の刃となり、四方を凍てつかせる。 中に移された意識は、かつて一帯に名を知られた風雅な人々のものだった。琴の音で喜びと悲しみを語った彼らも、今は冷たい躯の中で、生気のない殺戮の音を、繰り返し奏でるしかない。

活銅人・拳

肌が黄銅色に輝く僧。身軽で、拳脚は重く安定し、全身の筋骨を瞬時に銅鉄のように硬化させる。間合いを取りながら探り、隙を見つけると跳び込んで重い拳で敵を打ち破る。 もとは苦葉寺の僧で、師匠の行方を追って殺気塔の奥へ入ったところを謀られた。殺気炉が爆発し、大半の同門をのみ込んだ。運よく生き残った者も逃れられなかった。殺気を含んだ銅の溶湯が彼らに鋼の肉体を与え、その理性を焼き尽くした。

槍と盾の人形

長槍と真鍮の円盾を巧みに操る陽体人形。関節と重心はより精密に調整されており、攻めは力強く、守りは堅実。円盾を砕かれても、槍を手に死ぬまで戦い続ける。 人形の身体は決して疲れず、内にある意識も眠りにつくことができない。この牢獄で、囚われた恨みを何度も何度も噛みしめるほかない。 顔に怒りを浮かべることも、喉と舌で苦しみを訴えることもできない。欠けた意識は「どうやって怒りを吐き出すか」さえ忘れ、胸を満たす憤りのすべてを槍先へ注ぎ込む。

重弩使い

大型の機械式弩を手にした正道の弟子。主に高台に駐屯し、周囲を警戒している。重い鎧と機械式弩のせいで動きは鈍いものの、ひとたび敵の姿を捉えると、鋭い口笛で仲間に知らせ、弦を引いて矢を放つ。強敵に接近された際には、大型の機械弩を鈍器のように振り回して応戦することもある。 見張り台を守る彼らは、警戒心が強く、機転の利く者が多い。長年にわたり、正道連盟に積もり積もった弊害を目の当たりにしてきた……荒行子が「龍体改造」を推し進める以前、腐敗の一掃など、ただの空言にすぎなかった。しかし、この改造術は彼らに、長年の腐敗を根こそぎ一掃する力をもたらした。

怨念を抱く童女:ウウウ

張り子の大きな人形の頭を被った女。その顔は、半分が明るい笑み、半分が涙を流す悲しみの表情になっている。来る日も父の帰りを待ち、夜ごと枕に伏して泣いたため、涙が片側を濡らし、にじませ、ついにはこの半喜半悲の姿になったのだろうか。 父は、江湖の刃から離れ、生涯穏やかに、幸せに暮らしてほしいと願った。死の間際に残した最後の手紙には、邪なるものの誘惑に気をつけるよう書かれていた……だが、その遺書が彼女の手に届く機会はなかった。 父がいなければ、帰る家もない。彼女は仮面を被った「囚命」の者を信じ、父を見つけてくれると思った。けれど彼らは彼女を改造し、二度と外せない頭を被せた。 今も父を探している。だが見つかるのは、自分と同じように孤独で、頼る者もない人形ばかりだった。そこで彼女は、その人形を「友達」と呼び、共に通りかかる者を引き留め、家族の手がかりを探すようになった。 彼女を傷つけようとする者は、まずその「友達」の許しを得ねばならない。

「村の長老」

長老の姿をした人形。頭部には不気味な青緑色の光がまとわりつき、人を見れば自らの頭をもぎ取って地面へ叩きつける。落ちた頭はほどなく破裂し、辺り一面に毒霧を撒き散らす。 当初、長老たちは祠を聖母廟へ改めることに断固反対し、誰かが口にしようものなら、大逆不道だと激しく叱責した。 だが木人が日に日に村中へ増えていくのを目にすると、反対の声は次第に小さくなり、やがて眠りにつく前には、夢差から授かった赤い花を身につけるようになった。

陰の人形

完全な形を備えた女性型の人形。四肢はしなやかで、村人を模した人形より精巧に作られ、素材も軽い。操り糸に引かれると、腰や手足を生身の人間には不可能な角度まで折り曲げ、意表を突く殺招を繰り出す。 移し入れられた意識からは、記憶も感情も人間性も、その大半が人形師によって無理やり剥ぎ取られた。残されたのは殺戮に最も適した本能だけ。己は生まれながらの武器なのだと、固く信じ込まされている。

白山の女弟子

軽やかな身のこなしで双刺を操る白山の女弟子。素早く間合いを詰め、刺突を立て続けに繰り出す。速さを競うのは得策ではない。攻めを終えた瞬間こそ、むしろ隙を突く好機となる。 龍体改造は邪法なのか、それとも天の恵みなのか。師姉たちは長く議論を続けてきた。だが女弟子たちの考えは単純だった。誰にも答えが分からないのなら、自分で試してみればいい。 それなのに……どうして、こんな姿になってしまったのだろう?

「狂気の秀才」

秀才の姿をした人形。だが手には聖賢の書がなく、口から五常の道を説くこともない。ただ混沌の炎を噴き出し、聖母のためにすべてを焼き尽くそうとする。 寒窓の下で十余年学び、村を出た寒門の秀才たちは、やがて悟った。功名への道には家柄の根が深く張り巡らされ、胸いっぱいの志も、権力者の宴席では笑い話にしかならないのだと。 万事に絶望して村へ戻った彼らは、昼夜を問わず聖母を拝み、夢の中でさえ、劫火を降らせて世の不公正を焼き払ってくれることを願い続けた。

火弓使い

龍体改造を施された正道の弓兵。赤い衣に銅の鎧をまとい、身を翻しながら駆け回る姿は、地を這うように走る烈火を思わせる。その弓の腕前は並外れており、次々と矢を放つ。長弓をいっぱいに引き絞れば、にわか雨のように無数の火矢が降り注ぎ、たちまち辺り一面が炎に包まれる。 火攻めの要は、風向きを読み、天候と時機を見極め、好機を逃さず攻めることにある。弓矢を武器とするならなおさら、戦況を見極め、隙をうかがい、一矢で敵を仕留めることが求められる。となれば、正道の内乱に際し、彼らが風向きを見て素早く龍体改造を支持する側に寝返ったのも、不思議ではない。

「仲裁役」

老人の姿をした人形。村人の意識を移す際に何か手違いがあったのか、どの人形も苦痛に歪んだ恐ろしい顔をしている。 村がまだ寂れる前、村人たちは「怪面を追い払ったのは誰か」を巡ってよく言い争っていた。正道の豪傑が追い払ったと言う者もいれば、聖母が村を守ったと言う者もいた。穏健な老人たちはいつも、聖母が正道の豪傑を遣わして皆を救ったのだ、と取りなした。 やがて村を徘徊する人形は増え、目を覚ましている村人は減っていった。どれほど大きな争いが起きても、現れるのは不気味な人形だけ。その人形は自らの頭をねじり取り、彼らへ力任せに投げつけた。

活鉄人・拳

無惨な改造を施された苦葉寺の僧侶。彼らは日がな一日、殺気塔の中にとどまり、煮えたぎる鉄の溶湯を浴びても微動だにしない。まるで、とうにこの巨大な鋼鉄の塔の一部と化してしまったかのようだ。しかし、ひとたび何者かが塔に足を踏み入れると、殺気に突き動かされ、かつて修めた伏魔拳法の技を次々と繰り出す。 近頃、龐鎮には異変が相次いでいた。まず戯夢山荘で突然の変事が起き、続いて関外の江湖の者が町に頻繁に出入りし、奇病まで広がった……信徒の話では、殺気塔からしばしば異様な音が聞こえるという。異変の源を探るため、彼らは苦葉寺を離れ、調査へ赴いた。

活金人・刀

全身がまるで黄金で鋳造されたかのような苦葉寺の僧侶。手にした環刀は冷たい光を放ち、刀の背には無数の鉄輪が取り付けられている。刀を振るうたびに、鉄輪が甲高い音を立てて鳴り響く。 無惨な改造を施された後、彼らはかろうじて残された正気を振り絞り、改造を施した江湖の者たちを追い払った。そして、自ら殺気塔の中に閉じこもった。

活金人・拳

巨塔の灼熱の殺気は、この僧たちを、生きた「金人」へと鋳上げた。功を巡らせると肌は赤金のようになり、刃も槍も通さない。拳の力も比類なく剛猛である。 だが、巨斧などの重い武器で攻め立てれば、体勢を崩し、身を守る殺気を打ち破ることができる。

ヘヘヘ

張り子の大きな頭を被った「囚命」の殺し屋。戦闘中はでんでん太鼓を鳴らして仲間を奮い立たせ、太鼓の音に合わせて踊りながら笑い声を上げる。その笑い声は虚ろで不自然に歪み、まるで邪悪な何かを讃え、祈りを捧げているかのようだ。 「囚命」によれば、でんでん太鼓は、昔は祭祀の道具として使われ、後に子供のおもちゃとなった。彼らは、子供の心は純粋であるがゆえに霊的な存在と通じやすく、太鼓に宿る神の力を呼び覚まし、その加護を得られると固く信じている。そのため、長年にわたって薬を服用し続け、肉体も精神も子供のように退化させることさえいとわなかった。 その結果、彼らのでんでん太鼓には確かに不思議な力が宿るようになった。しかし、彼ら自身の体は弱り、戦闘も苦手になってしまった。身を守る唯一の手段といえば、力任せに頭突きを食らわせ、あとは一目散に逃げ出すことくらいである。

飛刀の狂婦

短剣を巧みに操る狂女。足取りは軽くて速い。防御は不得手で、正面から打ち合うことは少ない。本能のまま側面を取り、瞬きのあいだに数本の匕首を連投する。 その手を離れた刃は、かつて枕の下に隠し、身を守るためだけに使っていたものかもしれない。殺気改造は彼女たちの恐怖を、生あるものへ向ける殺意へと変えてしまった。

「愚直なる兄者」

素朴な笑顔を彫られた人人形。いつまでも、その笑みを浮かべ続けるほかない。 畦道や石畳で転び、泥だらけになって身体にひびが入っても、素朴に笑う。糸で操られるかのように生き物へ襲いかかる時も、やはり素朴に笑っている。

白山の剣使いの護法

龍体改造を施された白山派の護法。笠をかぶり、紫衣を風になびかせている。顔がすでに虚ろなものと化していても、その剣さばきはなお軽やかで鋭く、空をかすめる鳥のように優美で素早い。 かつて彼女たちは、同門の仲間に背中を預け、互いの心が一つであると固く信じていた。だが、まさかその背後から剣を向けられるとは、思いもしなかった。この世で最も警戒すべき相手は、初めから目の前の怪面などではなかったのかもしれない。

氷雪の歌女

歌姫の姿をした人形。雪のように白い衣をまとい、霜のような白髪をなびかせている。異様な体勢で鋭い爪を振るい、生者に飛びかかっては切り裂く。かつての美しい歌声は、今や耳をつんざくような悲鳴に変わり果てた。その声には骨の髄まで凍てつくような冷気が宿り、聞いた者の血さえ凍らせる。 人形になるのを防げるという、あの薬が、かえって彼女たちを他人に操られる傀儡へと変えてしまった。かつて生計を立てるために披露していた数々の幻術も、優美な歌や舞も、今ではすべて、残酷で容赦のない殺戮の技へと変わってしまった。

烏

羽毛は乱れ、全身を腐った皮膚が覆う凶鳥。殺気改造者の腐乱死体をついばんだことで、異常なほど巨大化した。 殺気は腐肉を食らう本能を歪め、生きた人間へ襲いかかるよう駆り立てた。嘴でつつき、爪で引き裂き、新鮮な血肉を貪欲に奪い取る。

合金砲人形

腕に合金製の火砲を装備した陽体人形。全身には戦いで負った傷跡が刻まれ、自らの腕部砲の反動によって生じたひび割れも見られる。発射する特殊な弾丸は地中に潜り込み、まるで骨に食い込む病巣のように、執拗に敵を追い続ける。 彼らは夢差の計画の一環として造られた人形だ。雷当を捕らえることができれば、その隙に意識を抜き取り、この種の人形に移し替えるつもりだった。

水行の弟子

殺気改造によって水中での力を高めた水行組の弟子。鰓裂が生じただけでなく、目は飛び出し、口は大きく唇は厚くなり、全身に青い鱗が生えて、まるで魚のような姿となった。そのため水中に潜んだり、水を伝って逃れたりすることに長ける。醜い姿で敵を弄び、仲間を集めて襲いかかることも多い。 今では少し大きな池なら、どこにでもこの手の者が現れる。かつて正道を助け、怪面を根絶すると豪語したことなど、本人たちもとうに忘れたのだろう。

腐敗した放火魔

焦げた悪臭と腐臭を放つ暴徒。青黒い肉体は混沌の炎にも焼かれず、ねじれた姿勢から、混沌の火をまとった火油瓶を力任せに投げつける。 彼らはその邪火を崇めている。果てなき狂気の中で、それだけが、かつて囲炉裏の温もりを取り戻せるのは、それだけだ。

鬼槍の盾偶

鬼面の盾を手にした陽体人形。全身には不気味な紫色の鬼気がまとわりついている。盾には、目を怒らせ、大口を開けた金剛の恐ろしい形相が浮かんでいる。その形相で迫り来る敵を威圧するかのようだ。盾を構えれば鉄壁のごとき守りを見せ、その大口からは混沌の炎を噴き出す。槍術も変幻自在で容赦なく、たとえ全身がひび割れようとも、決して退くことはない。 兵器となるべく幾重もの選別と過酷な訓練を経てきた彼らからは、人間らしい感情がとうに消し去られている。壊れかけた意識に何かが残っているとすれば、それは揺るぎない信仰心だけだろう。聖母様が降臨すれば、新たな世界を歩むための体を必ず授けてくださる。彼らはそう固く信じている。

琴女人形

琴を弾く女を模した人形。瑶琴を抱えた姿は優雅だが、響く琴の音には殺意が潜む。殺戮に使われる曲に、五音の調和は望めない。奏でられた青い音波をガードすれば、残響を彼女自身へ跳ね返せる。 龐鎮では疫病が蔓延し、仲間たちの多くは逃げ散ってしまった。残されたのは、ほかに身寄りのない彼女たちだけだった。幸いにも、ある男が必ず迎えに来て、一緒に逃げようと約束してくれた。彼女たちは、互いに寄り添い、生きる支えとなっていた琴を大切に抱え、町で待ち続けた。来る日も、来る日も……しかし、約束を果たしに来るはずの愛しい人は現れず、代わりに彼女たちを待っていたのは、邪悪な移魂の術だった。

鬼差火槍の騎兵

街道を馬で駆け、追いすがってくる紫衣の無面人は、「組織」に属する死士である。敵の行方を追い、隙を突いて襲撃することに長けている。遠くの敵には馬を疾走させながら銃で狙い撃ちし、その射撃は正確で、仲間との連携も見事だ。近くの敵には馬の勢いを利用して双頭刀を振るい、猛烈な斬撃を浴びせる。 彼らに狙われた獲物は、その姿に気づく間もなく、銃弾に倒れることが多い。たとえ運よく逃れたとしても、それは「組織」による追殺が始まったばかりであることを意味するにすぎない。

漂う生首

宙に浮かぶ陰体人形の頭部。その顔は恐ろしく歪み、損壊した頭蓋の内側では、混沌の炎が絶えることなく燃え続けている。 裏武林に潜む恐ろしい何かが、彼らの体を焼き尽くした。そればかりか、人形に囚われた意識に、すべてを滅ぼしかねない恐怖を目の当たりにさせ、彼らを終わりなき錯乱と狂気へと突き落とした。 彼らはほとんど絶え間なく、耳をつんざくような悲鳴を上げている。自らが垣間見た恐ろしい深淵を、出会う生者すべての頭の中に無理やり押し込もうとしているのだ。

影魅の刺客

「囚命」配下の殺し屋。その武術は変幻自在で、動きを予測することは難しい。刃を地面に突き立て、地を這うように素早く滑走したかと思えば、突如跳び上がり、奇妙に体をねじ曲げながら双刀を突き出す。戦いの中で狂気に駆られると、後先も考えず頭頂部に突き刺さった長剣を引き抜き、影のように素早く振るう。繰り出す斬撃はどれも容赦なく、凄まじい殺意に満ちている。 彼らは敗者の血で刃を磨く。さもなくば、自らの血で大地を染める。

棘付き火球の飛賊

鮮やかな笑い面をつけた飛賊。軽薄な振る舞いに加え、手招きして挑発する姿はいっそう尊大だ。 火蒺藜をいくつも携え、相手をあざ笑いながら次々と投げつける。地面に落ちた火器は間もなく轟音とともに炸裂し、辺り一面を焼けつく炎で覆う。