モンスター · Phantom Blade Zero · 2ページ
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氷の功法と殺気改造を組み合わせた水行組の弟子。三日月形の長い鎌を手にし、振るうたびに凍てつく冷気を放つ。気配を消して潜むことに長け、見渡す限りの雪原に身を隠し、隙をうかがって奇襲を仕掛ける。 かつて氷上釣りに熱中し、長年にわたって極寒の水辺に通い詰めていた彼らは、今や雪原でひときわ厄介な狩人と化している。しかし、遊龍叉で雪面を強く叩けば、彼らの擬装を打ち破り、姿を現させることができる。

荒行子の親衛隊に属する精鋭。皆黒衣をまとい、幅広の重刃を手にする。その技は力強く豪快で、小細工を圧倒的な力でねじ伏せる。身のこなしはまるで幽鬼のようで、一瞬にして姿を消し、再び現れたときには、すでに重い刃が敵の頭上へと振り下ろされていることも多い。 彼らは生来、実直で温厚な性格であり、他人を厳しく責めることもめったにない。十年もの間、正道のために身を粉にして尽くしてきたが、その働きが日の目を見ることはなかった。それどころか、口先ばかり達者な卑劣な連中が、手柄を独り占めし、名声をほしいままにしていた。 彼らも、とうにそんな扱いに慣れていた。かつて生死を共にして戦った仲間たちが、いつまで経っても来ない援軍を待ち続け、負傷や病によって一人、また一人と命を落とすまでは。

重い画戟を手にした陽体人形。両足は鋭い刃に置き換えられている。薄氷の上を滑るかのように刃を地面すれすれに走らせ、滑走や宙返りを駆使して隙をうかがい、奇襲を仕掛ける。戟の刃に蓄えた、骨の髄まで凍てつくような冷気を敵の体に叩き込む。 彼らは皆、自ら望んで人形となった者たちだ。かつての生身の体は、聖母様のために戦う中で傷つき、損なわれていた。そこで彼らは、いっそ肉体を捨て去ることを選んだ。血を流すことも、疲れを知ることもない冷たい人形の体で、信仰に捧げる殺戮を続けるために。

恐ろしい巨刃を引きずる、狂気に囚われた女。痩せて腰の曲がった身体からは想像もつかぬ怪力で重い武器を振るい、風を引き裂く。斬撃に型はない。目の前の生き物をすべて叩き潰そうとする、暴虐だけがある。 正道は頼れない。家族も友も頼れない。恋人も頼れない。神も仏も、頼りにはならない。だからこそ、彼女たちは殺気改造台に身を横たえた。ただ己の両手と一本の刀で、この絶望に満ちた世を切り開くことだけを願って。

首に蛸を巻きつけた水行組の弟子。鋭い足技を得意とし、荒々しく容赦のない攻撃を繰り出す。隙あらば特製の榴弾を投げつけ、凄まじい電光を伴う爆発を引き起こす。 かつては一日中、川辺を駆け回り、網を投げては引き上げ、稚魚の様子を確かめていた。そうして鍛えられたのが、彼らの俊敏な身のこなしである。ちなみに、敵を吹き飛ばすあの榴弾は、もともと組長に隠れて手っ取り早く魚を爆破して捕るために、丹精込めて作り上げた物だった。

荒行子に仕える精鋭。黒地に金の文様を施した鉄面で顔を覆い、茶褐色の毛皮と鎧を幾重にも重ねている。山中を歩けば、草木と見分けがつかない。弓も剣も巧みに操り、矢で仕留められずとも、接近戦で渡り合うことができる。 かつては正道に属していたが、その偽善に嫌気が差し、とうに田園へ隠れ住んでいた。しかし、荒行子の呼びかけを受けて再び隊列に加わり、皆で龍体改造を受けた。正義を取り戻し、あらゆる旧弊と不公正を斬り払うために……かつて野兎や雁を射抜いていた矢じりは、今や生身の人間に向けられている。

血刀門の功法と龍体改造を組み合わせた、赤い衣をまとう正道の弟子。血を媒介とし、雄叫びとともに血色の殺気を爆発させ、周囲の龍体改造者を狂乱状態に陥れる。 武術の基礎が浅い者や、途中から正道に加わった剣客の中には、龍体改造だけでは数多くの同門の中から抜きん出ることが難しいと恐れ、別の道を模索してこの技を修める者もいた。その効果は予想以上で、彼らの実力を飛躍的に高めただけでなく、多くの者から支持を集めることにもつながった。 ただし、体からあふれ出す血気によって衣の襟元まで赤く染まってしまうため、彼らはいっそ真紅の衣に着替えることにした。もっとも、全身に染みついた血なまぐささだけは、どうしても隠しきれなかった。

獅子舞の獅子頭をかぶった弟子。その武術はすべて獅子舞の動きをもとに編み出されたもので、戦闘では瑞獣たる獅子の姿で跳び回り、敵に体当たりを仕掛ける。さらに、獅子の口から突如炎を噴き出すこともあり、その勢いはまるで猛獣のようだ。 獅子舞の極意は、人の精気を獅子の精気へと変えることにある。しかし、殺気改造によって、彼らの精気は獅子頭の下に封じ込められ、殺戮のために使われるようになった。 その結果、彼らの精気は次第に枯渇し、体も日に日に小さくなっていった。戦闘中も意識が朦朧とすることが多く、敵味方の区別すらつかず、仲間を巻き込んでしまうことさえある。

殺気塔の守衛と成り果てた苦葉寺の僧侶。手にする禅杖は長年使い込まれ、鈍い色合いを帯びている。もとは厳しい修行を積んだ武僧が敵を制するための武器だった。だが今や、その禅杖を力任せに振り下ろし、振り回し、突き上げ、薙ぎ払っては、塔に足を踏み入れた生者を容赦なく打ち殺す。 殺気に呑み込まれる寸前になって、彼らはようやく気づいた。ここへ至るまでに追ってきた、真偽の定かでない数々の手がかりは、すべて彼らを塔へおびき寄せるための罠だったのだ。

血に染まった面をつけた医者。腕の代わりに生えた枝やつるで、女弟子たちから殺気と生命力を吸い上げ、自らと怪面を癒やす。ただし、生きている人間だけは、もう救おうとしない。 改造を受けるために自ら両腕を断ったのか、それとも両腕を断ったから改造で自らを強化しようとしたのか。彼らはもう忘れたし、気にも留めない。「心」を失った医者は、血の甘美さにとうに溺れてしまった。

馬を駆って劫掠する輩。朴刀、円盾、長弓を携え、馬上からの激しい斬撃を得意とするほか、疾走しながら連射もする。馬から叩き落とされても、手持ちの武器で攻撃をさばく。荒々しく容赦のない技は、山賊の手練れと呼ぶにふさわしい。 彼らは頭目と同じく、馬で山を巡る正道の弟子を妬み、馬に乗ってこそ箔がつくと思い込んでいる。そこで商隊や宿場の馬をたびたび奪い、その脚を使って略奪稼業をますます盛んにしていった。

村の女をかたどった人形。顔立ちは端正に彫られている。二年ほど前から、村では時折このような人形が見られるようになった。当時はこれほど壊れて不気味な姿ではなく、生者へ飛びかかって爪を立てることもなかった。 大人たちはこの異様な人形を避けたが、子供たちは好奇心からよく見物に集まり、笑いながら「村花姉ちゃん」と呼びかけることさえあった。そんな時、「村花姉ちゃん」が手を伸ばし、その子の頭を撫でることもあった。

火銃の扱いに長けた「組織」の鬼差。高い軒先や屋根の棟に身を潜めていることが多い。手にする火銃は極めて射程が長く、遠距離から敵を正確に狙撃できるほか、短い照準時間で連射し、集中砲火で敵を制圧することもできる。 近接戦闘を得意とする同僚たちに比べ、暗がりに潜むこの殺し屋たちは、さらに恐ろしいほどの忍耐強さと冷酷さを備えている。彼らは静かに好機を待ち、ただ正確に引き金を引く、その瞬間を狙っている。

殺気塔をさまよう爆弾使い。塔にある何かを手に入れ、自身の殺気の暴走を抑えようとしている。 背負った巨大な爆弾のせいで足取りは重いが、敵を見つければ殺気に駆られて追いすがり、道連れにしようとする。炎を伴う攻撃を当てると、爆弾をより早く起爆できる。 彼らはもともと霹靂堂の門人で、型破りを自負し、刀剣を振るう武人を時代遅れだと嘲っていた。火薬と機巧の妙を知らず、自分たちは背負った「爆弾」に火薬と殺気を蓄えられるのだ、と……だが改造の弊害が現れた時には、すべてが手遅れだった。

陽体人形の失敗作。胴も頭もなく、腰と脚だけが残っている。それでも蹴り、踏み潰し、なりふり構わず突進する。 内には、もはやほとんど意識が残っていない。この残骸を動かし続けているのは、生き延びようとする本能だけだ。

ぼろぼろの黄衣をまとい、鉄の棘を打ち付けた粗製の狼牙棒を振るう暴徒。高く跳び上がって勢いのまま叩きつけることもあれば、凶器を何度も振り回して猛然と攻め立てることもある。 その黄衣はもともと、村の人足だと一目で分かり、気軽にこき使えるよう与えられた制服だった。だが今や、彼らに怒鳴りつける者はいない。仮面に増え続けるまだらな赤だけが、彼らの重ねた凶行を物語っている。

龍体改造を施された白山派の女密偵。全身に殺気を漂わせ、鋭い足技を繰り出す。その身のこなしは軽やかで、風のように自在に間合いを詰め、また離れる。手弩を携え、敵との距離を巧みに保ちながら戦うことを得意とする。敵とすれ違う一瞬や、死角に身を隠した隙を狙い、不意に矢を放つ。 龍体改造には危険が潜んでいるのかもしれない。だが、彼女たちはとうに危険と隣り合わせの日々に慣れていた。敵陣を探り、情報を伝え、生きて帰れる保証もない場所へ潜入する……江湖には至るところに殺意が潜んでいる。危険を冒さずして、風前の灯火となった白山派を、どうして守り抜けようか。

龍体改造を施された紫衣の双剣使い。動きは素早く、剣術にも熟達している。両手に剣を構えれば、その剣さばきは雲間を駆ける龍のごとく、宙を舞う姿は空を切り裂く紫電のごとし。一挙手一投足に鋭い殺気がみなぎる。 彼らも、正道大陣の内部に不穏な動きがあることには気づいていた。だが、それも同門同士のありふれた諍いにすぎないと思っていた。その後、次第に情勢が険しくなり、派閥を組んで異なる立場の者を排斥する動きが目の前に迫っても、なお自らの信念を守りさえすれば、この濁りきった世でも争いに巻き込まれずに済むと信じていた。 しかし、無理やり改造台に押さえつけられたとき、彼らはようやく悟った。このすべてが覆るような混乱の中では、誰一人として争いから逃れられないのだと。

巨躯の暴徒。四肢に強烈な殺気を注ぎ込まれ、常に先頭へ突進しては、二本の斧を荒々しく振るう。激戦の最中に飢えが募ると、周囲の血気を吸い取って己の糧とし、仲間すら犠牲にする。 かつて彼らは村の大黒柱で、年長者たちは乏しい肉や食糧をいつも彼らに譲った。怪面が襲来した時は斧を手に最前線へ立ち、殺気改造でも真っ先に名乗り出た。だがやがて、村人の血肉が彼らに欠かせぬ食糧となった。

街道を馬で駆け、正面から襲いかかってくる「組織」の死士。手にした双頭刀の刃は冷たく光り、凄まじい殺意を放っている。正面からの戦いに長け、馬の突進の勢いを借りて一瞬で間合いを詰め、相手に逃れる隙を与えない。 鬼差には名前がなく、あるのは符号だけだ。体内に埋め込まれた「楔の命令」によって、揺るぎない忠誠を冥主に捧げている。今回は新たな冥主の命を受け、魂を討ち取るためにやってきた。どちらかが死ぬまで、戦いは終わらない。

龍体改造を施された白山派の双刺護法。手首を返せば、双刺が咲き乱れる花のように目まぐるしく舞い、敵と刃を交える隙には、流星のごとく短剣を放つ。かつての軽やかでしなやかな身のこなしは健在だが、そこには冷徹さと決死の覚悟が色濃くにじんでいる。 彼女たちは白山派の動乱をその身で経験し、独孤霊鶴が引き起こした惨劇を目の当たりにした。そして、危機に瀕した門派を畢桃桃が引き継ぐ姿も見届けてきた。白山派の再興への道は、険しく果てしない。彼女たちは門主と運命を共にすることを誓い、崑崙三傑に力を貸して怪面と戦うことを決意した…… だが、崑崙三傑はどこへ行ったのか?そして彼らは、彼女たちと運命を共にしてくれたのだろうか。

朴刀、盾、長弓を携えた山賊の手練れ。どれも極めたわけではないが、荒々しい力任せで、どんな技でも臆せず繰り出す。我流の技は凶暴で、隙を見つければ弓を引いて矢を放つ。 挑発に乗って不用意に近づいてはならない。刀で盾を叩くのは、相手への名乗りであると同時に、仲間へ一斉に囲めと知らせる合図でもある。皆から持ち上げられる「達人」たるもの、群れを率いて威勢を示すくらいの見栄えは必要なのだ。

かつて軽やかで流麗な剣法を得意とした白衣の剣士。改造後はさらに素早く力強くなったが、同時に凶暴さと狂気も増した。 改造の痕跡を隠すため、首や上半身を布で巻いている。だが日ごと空洞へ変わっていく顔が、彼らがすでに人ならざるものへ堕ちた事実を、いつか暴くだろう。

引き締まった体格と軽やかな身のこなしを持つ飛賊。かつて屋根や壁を自在に駆けた絶技を、今では奇襲と潜伏に用いる。塀を越え、穴へ忍び込むために磨いた飛刀も、喉を裂き命を奪う凶器となった。 かつて彼らは、より多くの富家から奪い、より多くの貧者を救おうと考え、殺気改造を受けた。顔を覆う滑稽な笑い面は、殺気を抑えると同時に「無害」に見せるためのものだった。だが彼らはついに狂気へ陥り、汚れて黒ずんでいく笑い面が、かえってその異様さを際立たせている。

顔が空洞と化した藍衣の槍騎兵。馬を駆って槍を構え、疾走の勢いを乗せて突進する。槍先は鋭く、行く手を阻まれれば馬首を返して反撃するため、容易には近づけない。 彼らの多くは、真の実力ではなく縁故によってこの藍衣をまとうことができた。だが袖を通すにつれ、恥と悔しさも重くのしかかってきた……そこで、龍体改造によってせめて意地を見せようとする者が現れたのだ。

張り子の大きな頭を被った「囚命」の殺し屋。手にする大刀と相まって、被り物に浮かぶ笑顔はいっそう不気味で恐ろしいものに見える。 彼らは中原に伝わる技を盲信し、この被り物には寿命を延ばし、邪気を鎮め、殺気改造の反動を抑える力があると信じている。また、百戯や曲芸によって神の力を身に宿せると固く信じ、その身のこなしや動きを武術に取り入れ、荒々しく狂乱じみた独自の刀術を編み出した。 こうした怪しげな術に本当に不思議な力があるのかは分からない。ただ一つ確かなのは、彼らの体が日に日に縮み、今では子供と変わらぬ姿になってしまったということだ。

荒行子の親衛隊に属する精鋭。短刀の扱いに長け、身のこなしはひときわ軽やかで変幻自在。戦闘中は素早く身をかわしながら飛刀を投げるだけでなく、奇術で姿を隠し、不意に現れて奇襲を仕掛けることもできる。 「龍体改造」によって、彼らはすでに十分な力を手に入れた。もはや、何もせず地位にあぐらをかく正道の上層部に遠慮する必要はない。虚栄に目がくらんだ欲深い連中に、あれこれ媚びへつらう必要もない。ましてや、権勢を笠に着て好き勝手に振る舞う偽善者たちに、自分が役に立つことを必死に証明する必要など、なおさらない。 彼らはまばゆく輝く金の仮面をかぶり、正道に巣食う腐敗を、堂々と根こそぎ一掃することを決意した。

釣りを何よりも愛する水行組の弟子。敵と対峙すると、釣り竿で水中の雑物を引っ掛け、相手に投げつけて攻撃する。 彼らが水行組に入ったのは、もともと組が占める絶好の釣り場に目をつけたからにすぎなかった。しかし、やがて正義のために力を尽くそうという志を抱き、改造した肉体で正道に力を貸そうとした…… もしこんなことにならなければ、今頃は自分たちのぼろ船のそばで、一日中釣りをしたり、エビを捕ったり、暇さえあれば酒をちびちび飲んだりしていたのかもしれない。

この暴徒は、無数の逆棘が付いた粗製の長槍を手に、焚き火の周囲をうろついている。力押しで敵わないと見るや、穂先に火をつけ、炎をまとわせて襲いかかる。ほかの青衣の暴徒よりも危険な存在だ。 より強くなり、身を守るため、彼らは殺気改造でより多くのものを捨てた。

全身に毒霧をまとった盗賊。投げつける飛刀もまた、毒霧をまとっている。水に紛れて姿を隠すことを得意とし、隙をうかがって奇襲を仕掛ける。 かつて盗みがばれて、慌てて逃げ出した際、汚れた水たまりに転落した。それ以来、彼らは奇病に侵され、全身がただれて毒がにじみ出るようになった。殺気改造を施しても、内臓の腐敗を食い止めることはできなかった。だが幸いなことに、彼らはもう痛みを感じなくなっていた。 今や彼らは、滑稽な笑顔の仮面の下に、腐り果てた体を隠した、狂気に満ちた存在でしかない。

石ころを凶器にする暴徒。正面からの戦いが不得手と知っており、人の後ろに隠れて隙をうかがうことが多い。狙いは甘いが、背後から襲われれば十分に厄介だ。 雑草のような狡猾さとしぶとさで、飢えと暴力を生き延びてきた。村の路地で石を投げ合って遊んだ幼い日は、もう遠い。わずかに残った無邪気さとは、殺気改造でいつか身を立てられると信じる心なのだろう。

張り子の大きな頭を被った「囚命」の殺し屋。手にする鉄製の風車は、風がなくても回り続けている。彼らは風車を逆さに構え、その回転を利用して横薙ぎに斬りつける。立ち居振る舞いはまるで子供のようで、ぴょんぴょん跳ねながら攻撃をかわし、時折、何を言っているのかわからない声で鼻歌のような音を漏らす。 彼らは、子供ならば悪意を抱いても罰せられることはないと固く信じている。そのため、長年にわたってかぶりものを着け、子供の言動を真似し続け、肉体も精神も退化するに任せてきた。しかし、彼らはそれを恥じるどころか、むしろ得意げになり、若返りにまた一歩近づいたと思い込んでいる。

殺気改造を施された肉屋。殺気を抑える銅の面は、いつでも物を食べられるよう、顔に斜めに引っ掛けてある。 手にした鉄鉤で遠くの敵を引き寄せ、包丁の餌食にする。吐き出す汚物は身体を取り巻く毒瘴となる。そして肉塊をむさぼる時、それは食らうことで命をつなぎ、再び獲物へ襲いかかる合図だ。 食糧がなければ、人肉こそ最高の糧だった。だが今や、その人肉すら乏しい。腹を空かせた狂犬だけが肉台の傍らに伏せ、残飯や骨にありつくのを待っている。

改造を施された白衣の槍兵。その顔はすでに虚ろなものへと変わり果てている。受け、絡め、突き、跳ね上げ――その一手一手は、疾く、寸分の狂いもない。 正道を貫く道は、あまりにも険しい。 没落、傷病、臆病、疲弊……幾多の苦難に追い詰められた彼らは、即席の力に縋った。それさえあれば形勢を逆転できると信じて。

歌姫の姿をした人形。精巧で美しいが、ひどく脆い。頬から首にかけて、見るもおぞましい大きな穴が開いている。それは、意識を人形の体に封じ込められた際、絶望のあまり助けを求めて叫び続けたことで生じた損傷だった。 かつての美しい歌声は、今やしゃがれた叫び声に変わり果てている。彼女たちは何度も喉元に手を伸ばすが、触れるのは恐ろしい空洞だけだった。 困惑と苦痛に駆られた彼女たちは、生きた人間へと両手を伸ばす。その首を引き裂き、温かな血肉の中から、失われた歌声を取り戻そうとしているのだ。

全身から腐臭を放つ暴徒。皮膚も肉も青黒く変色しているが、胸元だけは鮮血のように赤い。二本の斧を狂ったように振り回し、昂ぶると自らの手首を切り裂いて、体内の毒血を撒き散らす。 その多くは改造に失敗した残骸で、谷底へ捨てられ、朽ちるに任されていた。だが村人の誰かが命を救うという赤い糸を請い、彼らの身体と面に巻きつけた。すると、その腐乱死体は本当に再び動き始めた。

火油瓶を携えた狂女。改造された両手はすでに炎を恐れず、思うままに烈火をまき散らし、炎で生き物を食い裂く。 もはや灯油を切り詰める必要はない。殺気改造の失敗作から、使い切れぬほどの火油を作れる。それは夜を照らし尽くす火の海となる。

「組織」に仕える精鋭の死士。赤い衣をまとい、特殊なリン粉を塗り込んだ双頭刃の武器を手にする。その刃に斬りつけられれば、皮膚や肉が裂けるだけでなく、青緑色の鬼火のようなリン火がたちまち燃え上がる。 彼らは雷銃鬼差とともに現れることが多く、遠距離からの狙撃と近接戦闘を組み合わせ、連携して敵を包囲し、仕留める。その手にかかった者には、息つく暇すらほとんどない。多くの者はリン火に焼かれながら、「組織」の制裁を受けることになる。

陽体人形の失敗作。両腕で身体を支え、不気味な姿で地を素早く這い、隙を見て突如飛び出し、敵へ猛然と襲いかかる。 内に囚われた意識は、かつて武芸者だったのかもしれない。そのため、このような荒々しい身のこなしを得たのだろう。だが過去はもはや取り戻せない。今の彼らは、狂犬と何ら変わらない。

霹靂堂の火薬はもともと凄まじい威力を誇っていたが、それでも物足りず、毒薬を混ぜ込んでさらに威力を高めようとする弟子たちがいた。やがて彼らは猛毒の反作用に蝕まれ、重度の中毒に陥った者は肌が青緑色に変色し、全身に膿を伴う腫れ物ができるようになった。 追い詰められた彼らは、藁にもすがる思いで殺気改造と毒薬を組み合わせ、背負った「爆弾」に毒気と殺気を蓄えようとした。だが結局、自らの体を霹靂堂の新たな「新式火器」へと変えてしまったのだった。

汚れた白衣をまとった狂女。青黒い皮膚と肉にはに紅い糸が絡み、面まで伸びている。長戈を振り回す動きは硬くて凶暴。一薙ぎすれば、近づく者をことごとく吹き飛ばす。 改造後、彼女たちの身体は日ごとに腐り、崩れていった……必死に守ろうとした昔の日々――雨をしのいだ家、竈の上の食事、子供の名前――それらも腐敗とともに静かにこぼれ落ち、二度と取り戻せなくなった。

殺気改造者の腐乱死体を食らったことで習性が一変した狂犬。毛が広範囲に抜け落ち、赤くただれた皮膚がむき出しになっている。 群れで現れることが多く、動きは素早い。凶暴な咆哮を上げながら、暗がりから突如飛びかかる。 かつては主人のために怪面へ噛みついた。やがて、自らの主人へ噛みつくことを覚えた。

顔が空洞と化した藍衣の槍兵。かつては白衣の弟子たちを率いていた。槍さばきは精妙で、繰り出す一手に無駄がない。喉を狙った直突き一つだけでも、弟子たちが半月かけて研究する価値がある。 当時、龍体改造の反動は日ごとに重くなっていた。余命いくばくもないと悟った彼らは龐鎮へ赴き、改造で得た力で一人でも多くの怪面を斬ると誓った。 生ける屍と成り果てる前に自ら命を絶つ覚悟も、とうに決めていた。しかし、槍を逆さに持ち替え、冷たい穂先を自らの喉に当てた刹那、ほんの一瞬ためらう者もいた……

真鍮の剣と円盾を携えた陰体人形。敵の隙を見抜くことに長け、円盾で攻撃を正確に受け流して素早く反撃する。技は複雑で変化に富む。 かつて村人たちは、法具にも似た真鍮の剣を手に、怪面と斬り結ぶこの人形たちを目にし、それを蒙花聖母が村を守護する奇跡として崇めていた。 だが、彼らは知る由もなかった。この人形たちには、長年にわたり怪面と死闘を繰り広げてきた正道の者たちの意識が注ぎ込まれていたのだ…… 村人たちがありがたがっていた「奇跡」など、所詮は人形の造り手が意図的に仕組んだ茶番に過ぎなかった。

全身を霜に覆われた爆弾使い。頭部と背負った巨大な氷の爆弾には、鋭い氷柱がびっしりと生えている。 殺気に突き動かされ、生き物を見つけると見境なく突進し、凄まじい冷気を伴う爆発で道連れにしようとする。さらに、炎による攻撃を受けると、体内の殺気がたちまち制御不能となり、一瞬にして自爆する。 彼らは、殺気改造によってもたらされた、心を焼かれるような苦痛を抑えるため、極寒のものに頼ろうとした。だが結局、冷気は骨の髄まで染み込み、殺気は頭を蝕んだ。ついには彼ら自身の肉体も理性も、この凍てつく体の中に閉じ込められてしまった。

「組織」に仕える死士。鍛え抜かれた動きに無駄はなく、幅広の双頭刀で連撃を浴びせ、接近戦で相手を圧倒する。 鬼差の顔には目鼻がなく、ただ漆黒の空洞があるのみ。だが仮面は着けておらず、「怪面」のように血に飢え、狂気に陥っているわけでもない。彼らは暗がりを忍び歩き、神出鬼没に現れる紫がかった鬼影にすぎない。 しかし近頃、その鬼影が江湖に姿を現すことが増えているようだ。

龐鎮で相次ぐ異変を調べるためにやってきた苦葉寺の僧侶。屈強な体格を持ち、肌は鉄のように硬い。手にした環刀は冷たい光を放ち、刀を振るうたびに鉄輪が甲高く鳴り響く。その音は梅谷湖の風と波の音に交じり合い、ぞっとするような殺気を漂わせる。 少し前、彼らは舟に乗って殺気塔へとやってきた。しかし、岸に上がるや否や、塔に潜む爆弾使いたちに包囲されてしまう。僧侶たちは刀を手に必死に応戦したが、戦いのさなか、知らず知らずのうちに炉心の近くまで追い詰められていた。すると突然、炉心から凄まじい殺気が噴き出し、彼らをことごとく呑み込んだ……何者かに担がれ、殺気改造台に寝かされる。それが、彼らに残された最後の記憶だった。

「組織」に仕える精鋭の死士。銅の兜と鎧を身にまとい、虎の頭を模した火銃を手にする。虎の口には三本の銃身が並び、素早く身をかわしながら弾丸を連射できる。その火力は凄まじく、近接戦闘に持ち込まれても、火銃を重い槌のように振り回し、力強く素早い一撃を叩き込む。 彼らは野火鬼差とともに現れることが多く、砲火で刀による攻撃を援護し、獲物に逃げる隙を与えない。
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